平成27年度 現地検討会 開催のお知らせ

平成27年度の現地検討会を下記のとおり開催致しますのでご案内申し上げます。

本年度は,公益社団法人 日本地すべり学会北海道支部,北海道地すべり学会での共催,および社団法人 斜面防災対策技術協会北海道支部,北海道地質調査業協会,北海道地すべり防止工事士会の協賛を得て開催致します。

本年度のテーマは「礼文島の土砂災害」です。

現場において実際に学び,議論できる絶好の機会ですので,奮ってご参加いただきますようお願いいたします。また,当学会活動の一環でもある啓発広報活動として,土砂災害に対する地域防災力向上に向けた講演会を,現地検討会と併せて現地で実施致します。

案内書及び申込書はこちら(PDF)

<検討会(見学会)の内容>

テーマ:礼文島の土砂災害

○2014年に発生した礼文島の土砂災害箇所 2014年8月23日から24日にかけて降り続いた降雨により,礼文島南部を中心に約50カ所の斜面崩壊が発生しました。礼文町では24時間降水量が183mmで2003年の観測開始以降,最多となりました。これらの降雨が島内各地で土砂災害を引き起こし,礼文島北東部では犠牲者が,礼文島南部では島の東西を結ぶ道道が不通となる等,大きな被害がもたらされました。これらの被災箇所における災害の素因・誘因,調査・解析結果および対策工などを学びます。 (桃岩トンネル周辺,礼文小学校周辺,津軽地区周辺,上泊地区,高山地区,白浜地区などを予定)

○過去に礼文島で発生した斜面崩壊 当学会で発刊致しました「北海道の地すべり’99」,「北海道の地すべり2012」に掲載されている「元地地すべり」や「元地地すべりで発生した岩盤崩壊」などを中心に,地すべりや岩盤崩壊の素因・誘因,調査・解析結果および対策工などを学びます。

○講演会(5/28 18:30〜20:00) 土砂災害に対する地域防災力の向上に繋がる講演内容を予定しています。予定内容としましては,土砂災害の種類,予測,発生時の対応などや,土砂災害対策(土砂災害警戒情報や警戒区域指定など)への取組などです。礼文島の住民向けへの講演ですが,現地検討会参加者の方々にも参加して頂きます。

(1)開催月日

平成27年5月27日(水)〜29日(金) 2泊3日

(2)見学地

〈巡検箇所〉
@2014年に発生した土砂災害箇所
(桃岩トンネル周辺,礼文小学校周辺,津軽地区周辺,上泊地区,高山地区,白浜地区など)
A過去に発生した礼文島での斜面災害箇所
(元地地すべり,元地地すべりで発生した2003年岩盤崩壊および2006年岩盤崩壊)
〈啓発広報活動〉
B土砂災害に対する地域防災力向上に向けた講演会
(礼文町民活動総合センター「ぴすか21」大ホールにて)

(3)案 内 者

伊東 佳彦 氏(国立研究開発法人 土木研究所 寒地土木研究所)
石丸   聡 氏(地方独立法人 北海道立総合研究機構 地質研究所)
雨宮 和夫 氏(防災地質工業 株式会社)
石田 博英 氏(防災地質工業 株式会社)
磯貝 晃一 氏(株式会社 開発調査研究所)
清水 順二 氏(明治コンサルタント 株式会社 北海道本店)ほか

(4)講演講師

伊東 佳彦 氏(国立研究開発法人 土木研究所 寒地土木研究所)
石丸   聡 氏(地方独立法人 北海道立総合研究機構 地質研究所)
相原 直浩 氏(北海道建設部 土木局 河川砂防課)

(5)募集人数

35名 
(締切日前に応募が募集人数を超えた場合は、調整をさせて頂きます。)

(6)見学コース

案内PDFをご確認下さい。

(7)集合時間

 5月27日(水) AM 10:00 稚内フェリーターミナル集合 (稚内フェリーターミナル地図参照)
稚内フェリーターミナルまでの移動・交通手段は,各自にてご用意をお願い致します。
(自動車,JR,飛行機,バスなど)
また,乗船手続き,乗船時間等の都合がございますので,集合時間の厳守をお願い致します。

(8)解散時間

 5月29日(金) AM 10:40 稚内フェリーターミナル解散 (稚内フェリーターミナル地図参照)
稚内フェリーターミナルから帰省する際の交通手段は,各自にてご用意をお願い致します。
(自動車,JR,飛行機,バスなど)

(9)参加費用

1.検討会参加費(昼食代含む) 
35,000円(礼文島宿泊費2泊,意見交換会費(5/27:夕食時に同時開催予定),島内での昼食費(5/28),フェリー代往復,巡検資料代,島内移動の保険料等)
※稚内フェリーターミナルの集合・解散となっていますので,稚内フェリーターミナルまでの移動・交通費は参加費に含んでおりません。例年の現地検討会とは異なり,稚内フェリーターミナルまでの交通費につきましては,参加費とは別に,各自でのご負担となりますのでご了承ください。

(10)当日用意

ヘルメット、長靴、軍手、筆記用具は必携。作業服、雨具、その他(カメラ、双眼鏡、ルーペ、ロックハンマー、クリノメーター、ねじり鎌等)。飲み物は各自ご用意をお願いします。

(11)注意事項

1.原則,雨天決行ですが,事前に悪天候(フェリー欠航)が予想された場合,中止とすることがあります。

2.5月27日の昼食に関しては,各自でご用意下さい。また,昼食は各自の判断で食べて構いません(フェリー内、乗船前など)。また,フェリーターミナル内に売店がありますが,売り切れになる恐れがありますので,フェリーターミナル集合前に購入しておくことお勧めします。ちなみに,フェリーターミナルから最も近いコンビニは700m程度離れた距離にあります。

3.5月29日以降のフェリー欠航による島内での追加経費(宿泊費等)は,自己負担となります。

4.礼文島での宿泊は,朝・夕食付きです。なお,日程の都合上5月27日になりますが,夕食時に意見交換会も併せて行う予定です。

5.稚内フェリーターミナル集合前や解散後の事故等に関しましては、当会での責任は負いかねますのでご了承下さい。

6.現地(礼文島内)での移動につきましては,保険の関係上,学会で用意したバスを利用していただきます。

(12)申込方法

別紙の参加申込書(PDF)に所要事項をご記入の上、5月15日(金)厳守で、下記の現地見学会事務局あてにFAXもしくはメールにてお送りください。

受け付け次第,受け付けた旨および参加費用をメールにてご連絡いたします(返信のない場合には,恐れ入りますが電話にてご確認ください)。

参加費は、5月18日(月)まで下記口座にお振り込み願います。
なお、5月18日(月)以降の参加取消しについては、参加料を徴収いたしますのでご了承ください。

(13)申 込 先

 (公社)日本地すべり学会北海道支部・北海道地すべり学会 現地検討会事務局
上山試錐工業株式会社
〒060-0032 札幌市中央区北2条東13丁目1番地の7
TEL 011-241-6516
FAX 011-241-0336

受付担当  佐々木 隆 (E-mail:tk-sasaki@ueyama-shisui.co.jp)

※メールでお申し込みの場合は、別紙の参加申込書(PDF)と同じく(1)〜(12)の所要事項を必ずご記入の上、送信してください。

(14)振 込 先

北洋銀行 苗穂支店  口座番号 (普)3284334 
口座名  公益社団法人 日本地すべり学会 北海道支部

 

 

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